深谷薬局養心堂 ご紹介

漢方薬にも日本式と中国式があるのをご存知ですか?

漢方薬の選び方もさまざまです。
この病気ならこの漢方薬というような簡単な方法で選ぶ場合もあります。
体力があるのを実証、無いのを虚証という方法で選ぶ日本式の方法もあります。
これに対して中国式の漢方医学を中医学と言います。
中医学は、体力のある、なしではなく、余分な汚れがたまる邪実と必要なものが足りない正虚に分けます。
さらに邪実は汚れの種類により、汚れた血液の瘀血、汚れた水、脂、繊維などの痰湿、胃腸の汚れなどの食滞に分類します。正虚も何が足りないかにより、気虚、陽虚、血虚、陰虚などに分類します。
中医学の多きな特徴としては臓腑弁証があります。
肝・心・脾・肺・腎五臓と言い、それぞれの働きを考えます。これは西洋医学の臓腑とは違います。
そして一番の特徴はそれらのバランスを考えます。
五臓はお互いに助け合い、また牽制しあい、体のバランスをとっています。
病気の原因としては邪気がたまったり、生気が不足したり、五臓のバランスが悪くなったりする事と考えて、症状の改善だけでなく原因の解決を考えて処方を選んでいきます。

深谷薬局養心堂の相談担当の深谷彰と深谷幹子は中国の国立大学の元客員教授で、中国式の漢方相談を行っています。


当店で漢方薬を使う時は、次の2つの点を考慮して漢方薬を使います。

1.中国医学の辨証論治

  中国医学では症状を聞いたり、顔色、舌の色、脈などをみて証を決定します。これを辨証といいます。
  辨証は体質的な部分と、病邪の状態をみます。
  例えば血虚血淤という場合は、血の不足があり、また血の汚れがある場合です。
  こまかく証を分けると数百種類になります。
  辨証論治を行うという事は、漢方の効き目を良くするだけでなく副作用の予防になります。
  漢方の副作用の多くは、体質にあわないものを使うために起こります。
  ですから体質にあった漢方を選ぶ事はとても大切です。

2.西洋医学の診断結果

  同じ不妊症でも、卵巣の機能低下が原因の場合と、卵管の閉塞が原因の場合では治療方法が全く違います。
  漢方薬を使う場合でも同じです。 西洋医学の診断結果を中国医学的に解釈して処方を選びます。
  例えば、卵管の閉塞の場合は、卵管に汚れがたまっていると考えます。
  これを中国医学では「痰淤互結」といいます。痰は汚れた水、脂、繊維です。淤は淤血で汚れた血の事です。
  これらの汚れが入り交じって、卵管の通りを悪くしていると考えるのです。
  ですから、痰や淤血を綺麗にする漢方薬を使います。
  また、病院の検査で全く異常が無い場合もあります。
  この場合、基礎体温が綺麗なら、ピックアップ障害、受精障害、卵管の機能障害、着床障害の可能制があります。
  これらは、体内の汚れや気の流れと関係がありますので、その部分を調えて少しでも妊娠率を改善するようにしています。
  勿論、この場合は体外受精との併用も良い方法です。

当店では、この2つの方法を取り入れる事によって、効果を高めています。